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木目金とは(鑠木目=わかしもくめとも言い)、異種金属プレートをサンドイッチ状に火中で融着(わかしづけ、*鑠接とも言います)し、彫りを入れて打ち延ばし、日本刀のような紋様や木目パターンを作り出す、まるで絵画表現を金工に取り入れた技法のことです。
*鑠(シャク)または爍(シャク)とも書きます。
鍛金家が、もともとは、うるし塗り職人のやっていた堆朱(ついしゅ)の技法を金工に取り入れ応用した技法。

堆朱(ついしゅ)とは
違うカラーのうるしの数十回以上塗り重ねて層を作り、その地層のような断面を見せたり、上から紋様を浮き彫りする漆工の技法で、伝播元は中国(唐)。

木目金への応用は漆の色の替わりに、ゴールド、シルバー、*鳥金(しゃくどう)、銅、*四分一(しぶいち)など、色調が異なる金属プレートを融点ぎりぎり手前で圧着したあと、鏨(たがね)ややすり、現代ではドリルなどで彫り、それをたたいて延ばし、地金の表面にモアレのようなマーブルのような、墨流し絵画のような複雑な色模様を出現させ装飾的に利用します。それぞれ融点の異なる金属らを、ロウ材無しにわかしづけ(鑠接)するところが、特殊技術です。
*鳥金とは
鳥金または赤銅(しゃくどう)とも呼ばれるゴールドの数%混ざった銅のこと。
*四分一とは
朧銀(おぼろぎん)とも呼ばれ、75銅対25銀、25%銀の入った銅のこと。
黄銅とは
銅と亜鉛の混ざった真鍮と同じ。 

もくめがねの指輪
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