チタンの色は鮮やかで目をひき、凹凸の凝った細工より、ともすると前面に出てしまい、せっかくの造作をわからなくしてしまう効果も伴います。
凝った彫りを施したデザインの場合は、ワンポイントのみ色を残し、ほかを磨きとる手法が効果的です。
上はさくらの花とその他のリング本体部分全体に色が着いて赤系の指輪はアンティーク調になっています。指輪の本体はさくらの幹の表情をつけて樹肌のテクスチャーを出しました。
下のリングは、チタンの特性である色を赤系のさくらの花と花びらだけにし、ポイントを絞りました。樹肌の部分がすっきりして、花が前面に出ました。